出産レポお産編
勢いがあるうちに続きを・・・
の前に軽く今の状態をば。
半身創痍というか、下半身創痍なもので、これがホント行動のほとんどを制限してくれちゃいまして・・・。
ドーナツクッション買ったんですが、しっくりこなくてトイレもしんどいし、ごはん食べるにも半空気イス状態で体を休める時期なのに、逆に鍛えてるようなありさま。
何よりつらいのが授乳タイム。
現在は母乳+ミルクで、どうしたって立ったままは無理なうえ、30分以上はかかるので、その時ばかりは、お股の引きつれる痛みに耐え、乳首の痛みに耐え、うまいこと咥えられない我が子の抵抗に耐えながら体から白い血液を出しております。
(痔の痛みにも・・・これは本編にて)
でも、現在たぶんですが片乳/15分で10gは出てる雰囲気。もっとかな?
入院中で8gまで出るようになったからなー。
女体の神秘すぎる。
さてさて、ではでは、いよいよ本番お産編。
子宮口10センチ開大手前ながら、分娩室へ移動することになったワタシ。
・・・・ろくすっぽ歩けねぇ・・・・・
ふらふらよろよろと助産師さんに誘導されなんとか分娩室へ。
分娩台の上に上がれるんだろうか・・・
足なんてもう1センチだって上げられやしないよ・・・・
「じゃ、そのまま足広げて、腰回してみてー」
え!?
そう、イマイチ開ききらない子宮口を広げるのと、なかなか下がってこない赤の頭を下げるべく、分娩台の横で立ったままいきむ作戦でした。
陣痛が引けてる時は腰回し。
「もっと足広げてみてー」
うううぅぅぅ・・・
痛みが引けてると言っても、もう常に痛みはあるし、すでに5~6時間は子宮口が開く痛みに耐えてる体です。
けど頑張る。なんとかぐーるぐーる回す。
そして、陣痛キタ!
「いきんでみてー」
よし、いきむっ!
いき?
む?
あれ・・・・
そう。すっかり脱力排便に慣れ親しんだワタシの下半身は、いきみ方を忘れていたのです!
そうこうしてるうちに陣痛の波が襲ってきて、今までにない痛みが。
立っているので、赤の重みとなんちゃっていきみで、そりゃもう子宮から体が割れていきそうな痛みが走ったのです。
「あああああっいたいーーーー!!!」
なんということでしょう。
どんなに痛くても、呼吸交じりの「ぅー」としか漏らさず耐えていたワタシですが、もう自然と声が、痛いという言葉が飛び出したんです。
それまでは腹に力がかからないようにしていたので、声を張れなかったのですが、今はいきむという行為があるため、まさに咆哮。
その後も助産師さんにお股を押さえられながら、ひたすら頭が下がってくるまで立ったままいきむを繰り返す。
この立ったままいきむのが、痛みでは1番だったかもしれない。
そう、単純な痛みではね~。
何度か「うぁぁぁぁああっ」という声を上げたところで、
「うん、ちょっと下りてきた。よし分娩台上がろう」
もうフラフラとかそういう生易しい状態じゃぁなく、痛みと全身疲労でまったく自由が効かない体なのに、きっと目だけはギラギラしてたと思う。
今ラクにしてくれるなら悪魔と魂だって売ったと思う。
断崖絶壁をよじ登るように分娩台に上がり、お約束のお産スタイルになるワタシ。
きっとこれだ、このスタイルがラクになるんだ、すぐ産まれるんだ。
そんな期待がふとよぎります。
というか、もうすがってました。
が、そんな甘いもんじゃぁなく。
こっからは、もうひたすら単純作業。
陣痛が来たらいきむ。引いたら休んで深呼吸。頭が出てくるまでこれの繰り返し。
しかし、歌を忘れたカナリヤのように、いきみを忘れた妊婦のいきみなんぞ、たかが知れたもの。
そして陣痛とともにいきむと激痛が走るので、怖くて体がいきむのを自然と拒否してしまう。
おかげでなっかなか頭が見えてこないんです。
ヘタレなかぁちゃんでごめんよ・・・・・゜・(/Д`)・゜・
助産師さんが指を突っ込み、
「ここまでは来てる(どこよ?わからんっての!)んだけどなぁ。もっと下に向かっていきんでみてっ」
次の陣痛の波に合わせて、またいきむ。
いきむ感覚が掴めてきたと思ったら、もうなんか腕や足に力が思うように入らない。
けど、ここで根性出さないと永遠にこのままだ。
もう後戻りはできないんだ。
もう覚悟を決めて死ぬ気でいきみました。
「あ、そうそうその感じ!いいよー!」
ふんぬぅーーーーっ!
いきむ時はもう「あああああああーっ!」って声出ます。
出そうと思わなくても、なんか自分じゃないような声が出ます。
そして、、、、
「あ、頭が見えたよーーーー」
そして引く陣痛の波。
引っ込む頭。
そう、さらにこれを繰り返すのです。
初産の人は特に、頭が見えて引っ込んでを繰り返して、やっと戻らないとこまで頭が出てくるだそうな。
陣痛が去るときは力を抜いて深呼吸をするのですが、力がなかなか抜けないんです。
掴んでいる取っ手から手が離れない。
徐々に指を1本ずつ広げるようにして手を離し、深呼吸タイム。
不思議とここまでくると陣痛が引けてる時は割りとラク?というか慣れただけなのか周りの様子や助産師さんとのコミュニケーションが取れたりします。
そして引けてる時間が長くなってきたような・・・
そんな時。
「あ、mayuさんて、**才なの!?」
なによ、急にこんなときに・・・
「ねぇねぇ、私何歳に見える?」
・・・・・・・。
えー正直言いましてですね。若くはないのはわかりますよ。
けどね、メイクがね、ほら、アレなんですよ。いわゆる若者っぽいというか、アイメイクこってりというか。
ファンデーションも濃いめだし。
あと肌感がどうしてもね・・若者のそれとは違う・・・
てか、それこそこんな時にそういう返答に困る質問すな!
これもお産をラクにするテクニックのひとつか?
イチイチ気を使う気力もないし、めんどくさいけど、まぁちょっとのフォローも入れて、
実際、こういう医療の現場だと、ひょっとして若く見られることに抵抗があるのかもしれんし・・・
(見えないけどね)
「あー・・若そうに見えるけど、ワタシとあまり変わらないかなーとも・・・」
「えー!ショックぅー」
知らんがな・・・
そうこうしてる間に次の陣痛きました。
キアイ入れていきます。
いったーーーーーーーい!!!!!
けど、もう頭が見えてきません・・・。
ここが絶望タイム2回目。
もうこのまま産めないんじゃぁないか?
ずっとこれじゃ赤ちゃん死んじゃうんじゃぁないか?
この間にじつは隣の分娩台にもう1人の妊婦さんがきたんですが、経産婦さんとあって、ワタシより後に来てワタシより先に産んでいたんです。
そのせいもあり、自分の無力さやヘタレっぷりに泣きそうになってました。
果たして、ちゃんとお産が終わるんだろうか?
次回、修羅と救いの巻
(`Д´)ノジャ、マタ!
にほんブログ村
カテゴリライフスタイルにしてみました・・
の前に軽く今の状態をば。
半身創痍というか、下半身創痍なもので、これがホント行動のほとんどを制限してくれちゃいまして・・・。
ドーナツクッション買ったんですが、しっくりこなくてトイレもしんどいし、ごはん食べるにも半空気イス状態で体を休める時期なのに、逆に鍛えてるようなありさま。
何よりつらいのが授乳タイム。
現在は母乳+ミルクで、どうしたって立ったままは無理なうえ、30分以上はかかるので、その時ばかりは、お股の引きつれる痛みに耐え、乳首の痛みに耐え、うまいこと咥えられない我が子の抵抗に耐えながら体から白い血液を出しております。
(痔の痛みにも・・・これは本編にて)
でも、現在たぶんですが片乳/15分で10gは出てる雰囲気。もっとかな?
入院中で8gまで出るようになったからなー。
女体の神秘すぎる。
さてさて、ではでは、いよいよ本番お産編。
子宮口10センチ開大手前ながら、分娩室へ移動することになったワタシ。
・・・・ろくすっぽ歩けねぇ・・・・・
ふらふらよろよろと助産師さんに誘導されなんとか分娩室へ。
分娩台の上に上がれるんだろうか・・・
足なんてもう1センチだって上げられやしないよ・・・・
「じゃ、そのまま足広げて、腰回してみてー」
え!?
そう、イマイチ開ききらない子宮口を広げるのと、なかなか下がってこない赤の頭を下げるべく、分娩台の横で立ったままいきむ作戦でした。
陣痛が引けてる時は腰回し。
「もっと足広げてみてー」
うううぅぅぅ・・・
痛みが引けてると言っても、もう常に痛みはあるし、すでに5~6時間は子宮口が開く痛みに耐えてる体です。
けど頑張る。なんとかぐーるぐーる回す。
そして、陣痛キタ!
「いきんでみてー」
よし、いきむっ!
いき?
む?
あれ・・・・
そう。すっかり脱力排便に慣れ親しんだワタシの下半身は、いきみ方を忘れていたのです!
そうこうしてるうちに陣痛の波が襲ってきて、今までにない痛みが。
立っているので、赤の重みとなんちゃっていきみで、そりゃもう子宮から体が割れていきそうな痛みが走ったのです。
「あああああっいたいーーーー!!!」
なんということでしょう。
どんなに痛くても、呼吸交じりの「ぅー」としか漏らさず耐えていたワタシですが、もう自然と声が、痛いという言葉が飛び出したんです。
それまでは腹に力がかからないようにしていたので、声を張れなかったのですが、今はいきむという行為があるため、まさに咆哮。
その後も助産師さんにお股を押さえられながら、ひたすら頭が下がってくるまで立ったままいきむを繰り返す。
この立ったままいきむのが、痛みでは1番だったかもしれない。
そう、単純な痛みではね~。
何度か「うぁぁぁぁああっ」という声を上げたところで、
「うん、ちょっと下りてきた。よし分娩台上がろう」
もうフラフラとかそういう生易しい状態じゃぁなく、痛みと全身疲労でまったく自由が効かない体なのに、きっと目だけはギラギラしてたと思う。
今ラクにしてくれるなら悪魔と魂だって売ったと思う。
断崖絶壁をよじ登るように分娩台に上がり、お約束のお産スタイルになるワタシ。
きっとこれだ、このスタイルがラクになるんだ、すぐ産まれるんだ。
そんな期待がふとよぎります。
というか、もうすがってました。
が、そんな甘いもんじゃぁなく。
こっからは、もうひたすら単純作業。
陣痛が来たらいきむ。引いたら休んで深呼吸。頭が出てくるまでこれの繰り返し。
しかし、歌を忘れたカナリヤのように、いきみを忘れた妊婦のいきみなんぞ、たかが知れたもの。
そして陣痛とともにいきむと激痛が走るので、怖くて体がいきむのを自然と拒否してしまう。
おかげでなっかなか頭が見えてこないんです。
ヘタレなかぁちゃんでごめんよ・・・・・゜・(/Д`)・゜・
助産師さんが指を突っ込み、
「ここまでは来てる(どこよ?わからんっての!)んだけどなぁ。もっと下に向かっていきんでみてっ」
次の陣痛の波に合わせて、またいきむ。
いきむ感覚が掴めてきたと思ったら、もうなんか腕や足に力が思うように入らない。
けど、ここで根性出さないと永遠にこのままだ。
もう後戻りはできないんだ。
もう覚悟を決めて死ぬ気でいきみました。
「あ、そうそうその感じ!いいよー!」
ふんぬぅーーーーっ!
いきむ時はもう「あああああああーっ!」って声出ます。
出そうと思わなくても、なんか自分じゃないような声が出ます。
そして、、、、
「あ、頭が見えたよーーーー」
そして引く陣痛の波。
引っ込む頭。
そう、さらにこれを繰り返すのです。
初産の人は特に、頭が見えて引っ込んでを繰り返して、やっと戻らないとこまで頭が出てくるだそうな。
陣痛が去るときは力を抜いて深呼吸をするのですが、力がなかなか抜けないんです。
掴んでいる取っ手から手が離れない。
徐々に指を1本ずつ広げるようにして手を離し、深呼吸タイム。
不思議とここまでくると陣痛が引けてる時は割りとラク?というか慣れただけなのか周りの様子や助産師さんとのコミュニケーションが取れたりします。
そして引けてる時間が長くなってきたような・・・
そんな時。
「あ、mayuさんて、**才なの!?」
なによ、急にこんなときに・・・
「ねぇねぇ、私何歳に見える?」
・・・・・・・。
えー正直言いましてですね。若くはないのはわかりますよ。
けどね、メイクがね、ほら、アレなんですよ。いわゆる若者っぽいというか、アイメイクこってりというか。
ファンデーションも濃いめだし。
あと肌感がどうしてもね・・若者のそれとは違う・・・
てか、それこそこんな時にそういう返答に困る質問すな!
これもお産をラクにするテクニックのひとつか?
イチイチ気を使う気力もないし、めんどくさいけど、まぁちょっとのフォローも入れて、
実際、こういう医療の現場だと、ひょっとして若く見られることに抵抗があるのかもしれんし・・・
(見えないけどね)
「あー・・若そうに見えるけど、ワタシとあまり変わらないかなーとも・・・」
「えー!ショックぅー」
知らんがな・・・
そうこうしてる間に次の陣痛きました。
キアイ入れていきます。
いったーーーーーーーい!!!!!
けど、もう頭が見えてきません・・・。
ここが絶望タイム2回目。
もうこのまま産めないんじゃぁないか?
ずっとこれじゃ赤ちゃん死んじゃうんじゃぁないか?
この間にじつは隣の分娩台にもう1人の妊婦さんがきたんですが、経産婦さんとあって、ワタシより後に来てワタシより先に産んでいたんです。
そのせいもあり、自分の無力さやヘタレっぷりに泣きそうになってました。
果たして、ちゃんとお産が終わるんだろうか?
次回、修羅と救いの巻
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by mayu_714
| 2010-09-23 12:10
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